転職を成功に導くためには、活動の流れやステップごとにポイントをチェックし、しっかり準備することが大切です。
6つのステップで、あなたの希望にぴったりの仕事に出会うチャンスをつかみましょう。
自己分析と活動計画
まず転職の目的をはっきりさせましょう。
転職したいと思う理由は人それぞれですが、目的があいまいなままでの転職活動は、良い結果につながりません。
なぜ転職したいと思ったのか、転職した先で何をしたいのか、という「気持ち」や「希望」を整理しましょう。また生活設計(給与や生活の変化など)や今の仕事の引継ぎの整理も重要です。
~転職したい理由を整理する~
転職を考えるときには自分の中にその理由があるはずです。なんとなく、という気持ちで転職活動をしても良い結果につながらないだけでなく、その後のキャリアに影響が出ることもあります。自分の「転職したい理由」を整理し、転職で実現したいキャリア・仕事を考えてみましょう。
この3ステップで転職理由や自分の希望の整理をしましょう。
~転職スケジュールと生活設計を立てる~
転職には様々な段取りが必要です。まずいつまでに転職したいか、ゴールを決め、それに向けて転職活動のスケジュールをつくりましょう。同時に転職前後の変化には想定外の出費が発生することもあります。生活設計(給与や生活の変化など)も同時に考えておきましょう。
情報収集
まずは情報収集からスタートしましょう。
求人情報はタイムリーなものですし、あなたが知らない企業や業態、仕事がほかにもたくさんあるかもしれません。
「後悔しない転職活動」のためには、知らない職種や人材紹介会社(エージェント)について調べたり、転職エージェントに登録するなど、幅広く情報を集めることが大切です。
〜情報収集の際には、業界や職種のリサーチをしましょう〜
ファッション業界全体を見渡してみると、いま興味がある仕事以外にも、もっとあなたのやりたいことを実現できるジャンルや業態があるかもしれません。
〜知っていますか? 人材紹介会社(エージェント)のメリット〜
ファッション業界の求人情報は、オープンになっていない非公開なものが数多くあり、求人サイトだけでは手に入らない情報もあります。
書類作成
あなたの魅力をアピールする応募書類を作成しましょう。
採用フローにおいては、「第一次が書類選考、第二次で面接へ進む」という流れが一般的です。
つまり、次の選考に進めるかどうかは、応募書類の内容がカギとなるのです。
あなたの魅力や長所をしっかりアピールするためには、これまでの経験や、この仕事にチャレンジしたい想いなどを盛り込むこと。
また、添付する証明写真については、応募先の企業やブランドのイメージに合うようなファッションやメイクを心がけましょう。
〜自分の経歴や目標などを最大限にアピールしましょう〜
必要事項を書き込むだけでなく、これまでの自分の経歴や、今後の目標や意気込みなどをしっかり伝える内容にしましょう。
また、求められるスキルや経験は職種によって異なりますが、「こんなことができる」という情報を最大限に書き込み、「それらを生かして、今後はこんな領域で活躍していきたい」という想いにつなげましょう。
<スキル>
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※履歴書に添付する写真はなるべく応募するブランドのイメージに沿うものを選びましょう
<成果や評価>(定量的にわかるように記載ください)
<スキル>
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<成果や評価>(定量的にわかるように記載ください)
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<成果や評価>(定量的にわかるように記載ください)
<成果や評価>(定量的にわかるように記載ください)
〜証明写真の注意ポイントとNG項目をおさえましょう〜
ファッション業界においては、履歴書に添付する写真は重要な選考ポイント。
企業はブランドのテイストに合う人材なのかどうか、ファッションセンスや着こなしまでチェックしています。ポイントは、その職場で働く姿をイメージし、「少しキレイめ」なファッションを心がけること。
「地味過ぎる」「カジュアル過ぎる」「清潔感がない」などの印象を与えるファッションや顔の表情はNGだと考えましょう。
また、履歴書は正式な書類のため、きちんとした証明写真を貼りましょう。
面接
「限られた時間内で伝えきる」ために面接の準備をしましょう。
面接選考では、限られた時間内で、自分の想いやアピールポイントを伝えきることが大切です。
提出した応募書類の内容を振り返り、伝えたいポイントを書き出して話す練習をするなど、しっかりと準備しておきましょう。
また、企業情報や店舗のリサーチを事前に行い、質問に答えられる準備をしておくことも必要です。
面接当日は、企業やブランドのイメージに合う清潔感あるファッションで臨み、マナーにも注意しましょう。
〜自分の言葉で伝えられるように練習しましょう〜
面接では、マニュアル通りの回答ではなく、自分の言葉で想いを伝えられるように準備しておくことが重要です。応募書類をもとに、伝えたいポイントを箇条書きし、実際に声に出して練習してみましょう。
さらに、家族や友人などに協力してもらい、模擬面接を行うことで、対話形式のコミュニケーションに慣れる練習もしておきましょう。
〜面接のNGファッション、NGマナーを確認しましょう〜
アパレル業界の面接は、基本的に私服で行います。清潔感と節度あるファッションを心がけること、企業やブランドのテイストに合わせて自分のセンスをアピールすることがポイントとなります。
ラフ過ぎるファッションはもちろん、無難なリクルートスーツや、他社ブランドだとはっきりわかるような製品もNGです。
メイクや髪型などは、「トータルコーディネイトができていて、本人に似合っているものならば多少は派手でも問題ない」と考える企業も多いですが、個性的過ぎたり、だらしなさや、品のない印象を与えるものはすべてNGと考えましょう。
また、事前連絡なしの遅刻や、面接中のスマホチェックや時計を見るなどはマナー違反です。入室、着席、退室時のマナーもしっかり把握し、好印象を心がけましょう。
内定・条件確認
企業から内定の連絡が来たら、就業条件をしっかり確認しましょう。
内定になったら、いよいよ最終調整です。就業後のミスマッチを防ぐため、条件面はしっかり確認しましょう。
また、複数社から内定を得た場合は、転職活動を始める前に整理した、転職活動で実現したいことに立ち返って、内定を受ける企業を決めましょう。
~就業の条件をしっかり確認しましょう~
面接の段階までに確認しきれなかった就業条件は、このタイミングでしっかり確認しましょう。
~内定受諾の返答期限を必ず確認しましょう~
複数社内定が出ている場合や、1社だけれども決めかねているという場合は受諾の返答期限を必ず確認しましょう。
人材紹介会社(エージェント)経由で選考が進んでいる企業がある場合は、人材紹介会社(エージェント)経由でないものも含め、すべての状況を人材紹介会社(エージェント)側に伝え、期限の調整交渉なども依頼すると、スムーズに進めることができます。
退職・入社
円満退職を目指しましょう。
引き継ぎが上手くいかない、現職からの強い引き留めに合う、など活動の最終段階で予期しないトラブルが発生することは多々あります。
そうならないよう、早め早めに周囲に状況を共有し、退職の流れとスケジュールを確認しましょう。
~上司に退職の意思を伝える~
上司に話すタイミングは、企業や仕事内容によってそれぞれ。一概には言えないものですが、最低でも退職の1~2ヶ月前には伝えるようにしましょう。自分の退職時期だけでなく、現在の仕事の引き継ぎや時期も考えてタイミングと話す内容を決めましょう。
~退職に向けての準備はしっかり~
退職が決まったら、まず退職時期の確認・調整・決定をします。
その後、①後任者への引継ぎ ②社会保険や年金などの退職に必要な手続き ③お世話になった社内・取引先に退職の挨拶をする の3つは確実に行いましょう。